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大阪は、全国的に見て、遺言書を生前に作成する人が比較的多い土地柄として知られています。これは、大阪には何百年、或いは千年以上も続く旧家が多く、先祖代々受け継がれてきた財産を如何にして次の世代に引き継ぐか、と云う事が、資産家にとっての至上課題になっている場合が多いからです。
この点で、一代で財を成す人が比較的多い東京と比べると、大阪の相続ならではの特徴と言えるでしょう。
しかし、大阪ってそんなに歴史の有る町なのでしょうか?一般的なイメージでは、東京(江戸)は徳川家康が作った町、大阪(大坂)は豊臣秀吉が作った町で、その歴史の長さにそれほど違いは無い、と思っておられる方も多いかも知れません。
実は、歴史を更に遡ると、大阪は、7世紀の大化の改新で飛鳥から遷都された改革の都だったのであり、実在が確認されていない時代まで含めれば、5世紀の仁徳天皇の都だった、と記紀に記されているほどの、れっきとした古都なのです。
それほどの古い歴史の有る町である事を考えると、大阪に何代も続く旧家が多く、相続に影響を及ぼしているのも、頷ける事です。