相続問題に関する情報収集にお役立てください
?記録に残る限り日本史上最高額の遺産を遺して亡くなったのは、大阪での丁稚奉公からスタートして遂には「経営の神様」と呼ばれるまでになった立志伝中の人物、かつての松下電器産業、現在のパナソニックの創業者、松下幸之助氏です。
彼が1989年4月27日に大阪府守口市の松下記念病院で94歳で亡くなった時の遺産総額は約2450億円でした。そのほとんど、97%以上がパナソニックとそのグループ会社の株式、合計8700万株、時価2387億円相当だったそうです。
松下幸之助氏の遺産を相続したのは、当時93歳の妻むめの氏と68歳の一人娘幸子氏、娘婿で後にパナソニックの名誉会長になる松下正治氏、そして、松下幸之助氏が妻以外の女性との間に儲けて認知した4人の非嫡出子(男性3人、女性1人)、合計7人でした。
この時納税された相続税の総額は約854億円で、史上2番目に高額の相続税と云う事になりました。
この相続税は、松下家の保有していた株式から930億円分を松下グループに売却する事によって調達されたそうです。