相続問題に関する情報収集にお役立てください
最も多いケースとして挙げることができるのは、親から受け継ぐ相続財産がほぼ実家の家と土地だけである、というケースです。
そして、子どものうちの一人が親と一緒に同居している、という場合に問題が複雑になる傾向があります。
他に預貯金や有価証券などの財産があれば話は別なのですが、そうではない場合にトラブルが起きやすくなります。
本来、子どもはみな親からの相続を受ける権利があります。
たとえば2千万円の価値がある実家の不動産を兄弟が分けるとした場合、同居している子どもはそのまま引き続き住むことで相続できるわけですが、同居していない子どもはその半額の1千万をどのような形で相続するのか？といった問題が生じるわけです。
では不動産を共有すれば良いのではないか？と思う方もおられるかもしれません。
しかし、その不動産もやがては子どもに受け継がれていくのです。
そうすると、将来売るにしても貸すにしても非常に複雑な手続きが増えていくことになるわけです。
ですから、子孫の将来のことを考えると元気なうちに弁護士に相談して専門家のアドバイスを受けておくことは非常に大切なのです。